ブラックリストの嘘
- 電気ガス水道が止められる
- アパートを追い出される
- 今ある住宅ローンや車ローンが一括請求される
- 運転免許証が止められる
- 携帯電話が使えなくなる
- 将来年金がもらえなくなる
- 戸籍に記載されるのでは
- 選挙権がなくなってしまうのではないか
といったいわゆる通説はすべて間違いです。
任意整理で借金がゼロになったり、完済していればブラックリストに載ることはありません。
また現在返済中でも、完済後に請求すればブラックリストには載りません。
ブラックリストに載ることを気にして借金し続けるするより、債務整理によって借金問題をクリアにする方がメリットが大きいのです。
ブラックリストが怖くない理由
そもそもブラックリストというリストは存在しない
ブラックリストとは、クレジットカードローンやキャッシングの返済が延滞した場合や、破産が生じた場合などに、事故情報、延滞情報として信用情報機関に登録されることを指し、登録された状態をいわゆる「ブラックリストに載る」と表現されます。
よく聞くブラックリストの通説は嘘
「戸籍に載ってしまう」、「仕事の再就職などに不利になる」、その他、上記のブラックリストの嘘で紹介したような内容は、通説であり真実ではありません。延滞の表記がされた時のデメリットは。新たに借金ができないという以外にはないのです。
完済後の過払い金返還請求ではブラックリストに載らない
以前は過払い金変換請求をすると「契約見直し(コード71)」という情報が信用情報機関に登録されていました。これにより新しい借金ができなくなるという、いわゆる「ブラックリスト」の状態になっていました。 しかし、2010年4月19日に金融庁から方針が出され、「契約見直し(コード71)」の登録は廃止されました。
ブラックリストに載ったとしても5年程度で消えます
ブラックリストに載ってしまうとしても、完済後わずか5年程度でその信用情報は消されます。ブラックリストに載っている期間は、金融機関からお金が借りづらくなりますが、現金払いで住宅や自動車を買うことはできます。お金を借りずに計画的にお金のやりとりができる機会であると捉えて、プラスの考え方をしましょう。
いかがだったでしょうか?ブラックリストに載ってしまった場合のデメリットは、「借金ができない」だけです。実際生活するうえでは、これといって不利益・制裁はありません。
そもそも、これ以上借金を増やすつもりがないのであればブラックリストを怖がる必要はまったくありません!全く普通に生活ができます。
また、以下のような方は、逆に債務整理をした方が早く新しいカードが作れる場合があります。
- 過去に3か月以上支払いを延滞した経験がある方
すでにブラックリストに載ってしまっています。滞納を繰り返している限りずっとブラック状態のままですが、現状のまま支払い続けるよりも債務整理をした方が早く完済することができます。そうなれば早めに新しいローンや新規のクレジットカードを作ることが可能になります。 - おまとめローンや新たな借り入れの審査を通らなかった方
債権者に返しては借りるを繰り返し、自転車操業状態になっている方は新たな借り入れができなくなった時点で、事実上返済ができなくなります。結果、上記①と同じ状態になってしまいますので、借りれなくなった時点で思い切って債務整理をしてみたほうが良いでしょう。
実際に当事務所で債務整理をした方に話を聞いてみると、ほとんどすべての方が生活に支障はないようです。それもそのはずで、ブラックリストのデメリットが「借金ができない」ことなのであれば、そもそも借金をしないで生活をしている方の方が多いのですから。それよりもブラックリストを過剰に恐れ、多重債務に陥り、いたずらに利息を増やしてしまうことの方がはるかに深刻です。もし、現在借金の支払いに困っている方は、思い切って債務整理をしてしまった方がはるかに良いと思われます。当事務所では実際に債務整理をした方の体験談、感想をたくさん掲載しておりますので、是非参考にしてみてください。
最後に…
当事務所では、債務整理を行った方には「貯蓄する習慣」をつけることをお勧めしています。債務整理をした結果、支払いが今よりも苦しくなることはまずありえませんので、ほとんどの方が支払いに余裕ができるようになります。この余裕をほんの少しだけでも貯蓄に回せれば、借金体質も改善され、余計なお金を使わなくても心身ともに安定した生活を送れるようになります。また、当事務所では希望される方には家計簿の指導(PDF)を行っており、債務整理後の生活改善についても全力で取り組んでいます。
ブラックリストとは
新規の借り入れの申し込みを受けた貸金業者は、信用情報機関の登録情報を確認します。そして、事故情報の登録がある場合には、通常貸し付けは行わないということになります。また、現在利用しているカードについても、使えなくなる可能性があります。
信用情報機関には、次のようなものがあります。
どのような情報が登録されるのか
信用情報機関では、金融機関の貸付の審査に役立つ、様々な個人信用情報を登録しています。たとえば下記のような内容を登録しています。
登録されている例 | 登録期間 |
---|---|
入金予定日から3カ月以上延滞 | 延滞中ずっと |
延滞解消 | 延滞解消日から1年 |
債務整理(契約先に返済額の減額等を申し入れた場合) | 発生日から5年 |
自己破産申立、個人再生申立 | 発生日から5年 |
登録される例 | 登録期間 |
---|---|
お支払状況に関する情報 報告日、残債額、請求額、入金額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況等 |
契約期間中および 契約終了後5年以内 |
上記より、延滞の情報は、JICCでは延滞解消から1年登録され、CICでは完済から5年間登録されるということになります。