債務整理の事務所選び~「2つの注意」と「4つのポイント」
今から債務整理をしようと考えている方はこのように考えているのではないでしょうか?
- ・「事務所選びなんてどこだって大体同じ」
- ・「それなら、なるべく報酬が安いところに依頼しよう」
- ・「よくわからないからTVでやってる有名な所に依頼しよう」
実際は大きく異なります。今回は、「安易に決めたら損をする。債務整理を依頼する事務所の選び方2つの注意と4つのポイント」をご紹介いたします。
最低限知っておきたい2つの注意
安かろう悪かろうは司法書士にもある
最近、集客のために、報酬基準を大幅に下げた事務所が出てきています。しかし、過払い報酬金が低い事務所が、必ずしも依頼者の得になるとは限りませんので、非常に注意が必要です。
大切なことは、「依頼者の手元にいくら戻ってくるか」ということです。こう話をすると、ほとんどの方は報酬のパーセンテージが低い事務所のほうが多く戻ってくると思いがちですが、回収できた金額のパーセンテージですので、どれだけ多くの過払い金を得ることができるかは、その事務所の力量によって相当異なってきます。
例えば過払金
事務所A | 事務所B | 事務所C | |
---|---|---|---|
回収額 | 100万円 | 80万円 | 60万円 |
報酬額 | 20% | 20% | 15% |
経済利益 | 80万円 | 72万円 | 51万円 |
報酬額だけを見ると「事務所C」が一番お得そうですが、経済利益の差は報酬20%の「事務所A」とは実に30万円近くになってしまいました。
無料電話相談で、話を聞く前に「まずは来所して」はNG
司法書士は、電話のみで債務整理の依頼を受けることは禁止されており、必ず一度は依頼者と面談をしなければなりません。しかし、だからと言って電話で一切話を聞かず、いきなり来所を勧められる事務所は要注意です。そのような事務所は、実際来所したとしても強引に話を勧められ、本人の意向を無視した和解を組まされる可能性がございます。少なくとも、電話で借金総額、取引期間、毎月の支払金額など自身の現状を話したうえで、ある程度の方向性の目安を示してもらえる事務所に来所したほうが良いでしょう。
知って得する4つのポイント
裁判になった場合の費用を明記してる事務所
実際、交渉現場ではほとんどの業者が、あの手この手で過払金の支払いを渋るので、裁判を起こさなければ回収ができないような業者もございます。しかし、この裁判というものは非常に手間がかかるため、報酬金を安くするような小規模の事務所では対応が出来ません。
裁判になった場合の報酬を書かない事務所は裁判すらしていないということを暗に示しているようなものです。裁判さえすればきちんと過払い金の回収が出来るのに、単に事務所都合で裁判が出来ない結果、わずかな金額で業者と和解してしまうような事務所も多いのが現状です。きちんとした事務所かどうかは、その専門家の事務所の特色、事件を専門に扱っている専門家の数、取扱件数、これまでの実績、依頼者の評価などを参考にしましょう。
債務整理の”相談実績”と”解決実績”は異なる
よく勘違いされる実績に、”相談実績”と”解決実績”があります。
”相談実績” 単純に、相談を受けた実績。未解決事件を含む件数。
”解決実績” 実際に依頼者の相談を解決できた実績
大切なのは、依頼者の相談を何件受けたということではなく、何件解決できたかということです。
司法書士くすの木総合法務事務所の債務整理”解決実績”は県下トップクラスの債務整理実績11,468件以上です。
アフターサポートの充実
当事務所では、借金問題解決後にゆとりある生活ができるよう、アフターサポートにも力を入れています。
その一つに送金代行があります。債務がたとえ何社あったとしても、依頼者は専門家に一括して支払えばよく、おまとめローンのように、支払いが一本化できるメリットがあります。各社ごとの振込を指定日振り込む大きな負担が減ります。
送金管理手数料を直接行えば安くなる、と耳触りの良いことをうたっている事務所もありますが、自分で振り込む際でも結局振込手数料が必要になります。当事務所では振込代行手数料には銀行振り込みにかかる手数料を含む金額となっております。自分で振り込む際の手数料の差額は数百円であり、良い条件を債権者から引き出すことで、結果として月の支払金額を小規模事務所よりも低く抑えることが可能です。
債権者から好条件を引き出せる事務所
一番は債権者からもリスクが少ないと判断されることがポイントです。減額交渉の場面などで、債権者はどういった和解条件なのかを冷静に天秤にかけて測っています。その結果が提示される条件面にあたります。
そもそも、任意整理とは専門家が完済まできちんと責任を持って面倒を見ることを条件として、今後の経過利息をカットしてもらうことになります。
単純に考えて、あなたが債権者側だとして、「依頼者が完済するまで責任を持って管理いたします」という事務所と、「和解交渉だけはしますが、支払いについては一切知りません。支払えるかどうかも分かりません」という事務所のどちらが信用できるでしょうか?信用できる事務所には良い条件をだし、信用が低い事務所には良い条件を出さない、これは当然のことなのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。債務整理は、完済まで事務所と相談者が二人三脚で行っていくものです。司法書士くすの木総合法務事務所は、債権者との和解交渉だけではなく、依頼者が借金を完済できるまでしっかりと寄り添い、生活再建を全力でサポートいたします。