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警備員が借金を返済できない場合は?任意整理・個人再生・自己破産など債務整理を解説

Last Updated on 2026年7月2日 by 監修者:司法書士 藤田太

警備員として働いている方の中には、「借金を整理したいけれど、仕事に影響しないか不安」「自己破産をすると警備員を続けられないのでは」と悩んでいる方もいるでしょう。警備員の方でも任意整理は可能であり、自己破産のような資格制限は原則として問題になりません。

一方で、自己破産を選ぶ場合は、手続き中に警備業務へ従事できなくなる可能性があるため注意が必要です。また、個人再生や任意整理であっても、返済を続けられる収入があるか、勤務先に知られるリスクをどう抑えるかを確認しておく必要があります。
この記事では、警備員の方が任意整理できるのか、自己破産・個人再生との違い、債務整理を選ぶ際の注意点、仕事への影響を抑えながら借金問題を解決する方法について解説します。

警備員が債務整理をすると仕事に影響するのか?

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産等の方法があります。このうち、任意整理や個人再生は、自己破産のように破産者となる手続きではないため、警備業法上の資格制限は原則として問題になりません。

一方で、自己破産を選ぶ場合は注意が必要です。破産手続開始決定を受けてから復権するまでの間、警備業務に従事できない可能性があります。

そのため、警備員の方が債務整理を検討する際は、借金額や返済能力だけでなく、現在の勤務形態、会社の就業規則、資格制限の有無も踏まえて手続きを選ぶことが大切です。

結論:任意整理・個人再生なら原則として警備員の仕事を続けやすい

「借金を整理したいけれど、警備員の仕事を辞めなければならないのだろうか」と不安に思う方もいるでしょう。結論からいうと、任意整理や個人再生であれば、原則として警備員の仕事を続けながら手続きを進められます。

債務整理には主に、任意整理、個人再生、自己破産の3つがあります。このうち任意整理と個人再生は、法律上の破産者になる手続きではありません。そのため、警備業務に関する資格制限を直接受けるわけではなく、これまでどおり勤務できる可能性が高いといえます。

ただし、勤務先の就業規則に独自の定めがある場合や、会社から借入れをしている場合は注意が必要です。社内貸付や給与天引きの返済があると、手続きの過程で勤務先に知られる可能性があります。

まずは、それぞれの手続きの特徴を正しく理解し、自分の仕事や生活に合った方法を選びましょう。

警備員が知っておきたい警備業法の「欠格事由」とは

警備員として働き続けられるかどうかに関わる重要なポイントが、警備業法に定められた「欠格事由」です。欠格事由とは、一定の職業や業務に就くことが制限される条件をいいます。

警備業法では、「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」が欠格事由の一つとされています。つまり、自己破産を申し立て、破産手続開始決定を受けた場合、復権するまでの間は警備業務に従事できない可能性があります。

警備業法で破産手続中の人が欠格事由とされる理由は、警備業務が人の生命・身体・財産を守る仕事であり、高い信用性と適正が求められるためです。特に施設警備や貴重品運搬などでは、依頼者の財産や安全に直接関わります。そのため、警備業の信頼性を保つ目的で、破産手続中の人に一時的な制限が設けられています。

ただし、この制限は一生続くものではありません。通常は、免責許可決定が確定して復権すれば、資格制限は解除されます。期間は事案によって異なりますが、破産手続開始から復権まで数か月程度かかるかもしれません。

自己破産を検討する場合は、次の点に注意しましょう。
・警備業務に従事できない期間が生じる可能性がある
・勤務先への報告や配置転換、休職などの調整が必要になる場合がある
・復権後は、再び警備業務に就ける可能性がある

借金問題の解決と仕事の継続を両立させるには、自己破産による資格制限をどう乗り切るか、または任意整理や個人再生で対応できるかを検討することが重要です。一方で、欠格事由の理由としては「借金があるから危険」というより、警備業務の公共性・信用性を守るために、破産手続中の一時的な制限を設けていると考えると分かりやすいです。

任意整理や個人再生は自己破産の資格制限とは異なる

自己破産による資格制限を避けたい場合、任意整理や個人再生は有力な選択肢になります。これらの手続きは、自己破産とは法的な扱いが異なるためです。

任意整理は、裁判所を通さずに債権者と交渉し、将来利息のカットや分割払いによる返済を目指す手続きです。整理する借金を選べるため、勤務先からの借入れがある場合などは、対象から外して進められる可能性があります。

個人再生は、裁判所を通じて借金の大幅な減額を目指し、減額後の金額を原則3年程度で返済していく手続きです。自己破産とは異なり、破産者になる手続きではないため、警備業法上の欠格事由には原則として該当しません。

ただし、任意整理や個人再生であっても、信用情報への登録や家計への影響は避けられません。また、返済を続けられる収入が必要です。仕事への影響を抑えたい場合は、弁護士に相談し、警備員として働き続けられる方法を慎重に検討しましょう。

警備員に向いている債務整理の比較

警備員の方が債務整理を検討する際は、借金の減額幅だけでなく、仕事への影響もあわせて確認することが大切です。特に自己破産は、警備業法上の資格制限が問題になる場合があります。

まずは、任意整理・個人再生・自己破産の違いを整理しておきましょう。

比較項目任意整理個人再生自己破産
資格制限原則なし原則なしあり
裁判所の利用なしありあり
官報掲載なしありあり
借金への影響将来利息のカットや分割払いを交渉借金の大幅な減額を目指す免責許可により支払義務の免除を目指す
仕事への影響比較的少ない比較的少ない復権まで警備業務に従事できない可能性
利用に必要な条件継続返済できる収入継続的な収入の見込み支払不能の状態など
手続き期間の目安数か月程度半年から1年程度数か月から1年程度

それぞれにメリットとデメリットがあるため、「警備員だから任意整理しか選べない」と決めつける必要はありません。借金額、収入、勤務先の規程、家族や保証人への影響を踏まえて選ぶことが重要です。

任意整理は仕事への影響を抑えやすい手続き

任意整理は、裁判所を通さずに債権者と交渉し、将来利息のカットや分割払いによる返済を目指す手続きです。自己破産のように破産者となる手続きではないため、警備業法上の資格制限は原則として問題になりません。

また、官報にも掲載されないため、勤務先に知られる可能性を比較的抑えやすい方法です。整理する借金を選べることもあり、勤務先からの借入れや保証人付きの借金がある場合には、対象から外して進められるケースもあります。

任意整理が向いているのは、たとえば次のような方です。

・元金だけなら3年から5年程度で返済できる見込みがある
・毎月安定した収入がある
・警備員の仕事を続けながら借金問題を整理したい
・自己破産による資格制限を避けたい
・勤務先や家族に知られるリスクをなるべく抑えたい

ただし、任意整理では元金が大きく減らないことも多く、借金総額が大きい場合は毎月の返済額が重くなる可能性があります。無理な返済計画を立てると途中で支払いが滞るおそれがあるため、家計状況を正直に専門家へ伝えることが大切です。

個人再生は資格制限を避けながら大幅な減額を目指せる

個人再生は、裁判所を通じて借金の減額を目指し、認可された再生計画に沿って原則3年、事情によっては5年程度で返済していく手続きです。自己破産とは異なり、破産者になる手続きではないため、警備業法上の欠格事由には原則として該当しません。

任意整理では返済が難しいものの、安定した収入があり、減額後であれば返済を続けられる方に向いています。借金総額が大きく、将来利息をカットするだけでは完済が難しい場合に検討しやすい方法です。

また、住宅ローンがある場合でも、一定の条件を満たせば、住宅資金特別条項を利用して自宅を残せる可能性があります。ただし、すべての住宅ローンで使えるわけではなく、不動産の状況や担保関係によって判断が必要です。

個人再生には、次のような注意点があります。

・裁判所を利用するため、任意整理より手続きが複雑になる
・官報に氏名や住所が掲載される
・継続的な収入の見込みが必要になる
・再生計画どおりに返済できないと手続きが失敗する可能性がある
・清算価値や最低弁済額などを踏まえて返済額が決まる

警備員として働き続けたいものの、任意整理では返済が厳しい場合は、個人再生が現実的な選択肢になることがあります。

自己破産は一時的に警備業務へ制限が出る

自己破産は、裁判所に申し立て、免責許可を受けることで借金の支払義務の免除を目指す手続きです。返済の見込みが立たない場合には有力な選択肢ですが、警備員の方は資格制限に注意しなければなりません。

警備業法では、「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」は警備業務に従事できないとされています。そのため、破産手続開始決定から免責許可決定が確定して復権するまでの間は、警備員として働けない可能性があります。

自己破産の主な注意点は、次のとおりです。

・復権まで警備業務に従事できない可能性がある
・一定以上の財産が処分対象になる場合がある
・税金、養育費、罰金など免責されない債務もある
・官報に氏名や住所が掲載される
・勤務先への説明や配置転換、休職の調整が必要になる場合がある

もっとも、資格制限は一生続くものではありません。免責許可決定が確定して復権すれば、法律上は再び警備業務に就ける可能性があります。自己破産を検討する場合は、手続きの時期、勤務先への対応、復職までの見通しを弁護士と慎重に確認しましょう。

任意整理で返済が難しい場合は個人再生や自己破産も検討する

警備員だからといって、必ず任意整理を選ぶべきとは限りません。任意整理は仕事への影響を抑えやすい一方で、借金の元金が大きく減らないことが多いため、借金総額によっては返済計画が現実的でない場合があります。

たとえば、毎月返済に回せる金額が2万円しかないのに、任意整理後の返済額が5万円になる場合、返済を継続するのは困難です。このような状態で無理に任意整理を進めると、和解後に再び滞納し、一括請求や訴訟に進むおそれもあります。

仕事への影響を抑えたい場合は、まず任意整理を検討するのが自然です。ただし、任意整理で完済できる見込みがない場合は、資格制限のない個人再生で借金を減額する方法や、一時的な資格制限を前提に自己破産で生活再建を目指す方法も比較する必要があります。

大切なのは、仕事を守ることだけに意識を向けすぎて、返済できない計画を選ばないことです。収入、生活費、借金総額、勤務先の対応可能性を整理したうえで、現実的な方法を選びましょう。

勤務先に借金や債務整理を知られる可能性

「債務整理をすると会社に知られて解雇されるのでは」と心配する方もいるでしょう。しかし、債務整理をしただけで勤務先にその事実が特に通知されるわけではありません。

ただし、手続きの種類や状況によっては、勤務先に知られるきっかけが生じる場合があります。特に注意したいのは、自己破産による資格制限、給与差し押さえ、会社からの借入れ、身元証明書や誓約書の提出です。

勤務先が信用情報を直接確認することは通常難しい

債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されることがあります。いわゆるブラックリストと呼ばれる状態です。

しかし、勤務先が従業員の信用情報を自由に確認できるわけではありません。信用情報は、主にクレジットカードやローンの審査など、支払能力や返済能力を確認するために利用されます。一般的な警備会社が、従業員の信用情報を勝手に照会することは通常できません。

そのため、信用情報に事故情報が登録されたことだけを理由に、勤務先へ借金や債務整理が知られる可能性は高くありません。

ただし、警備会社によっては、採用時や定期確認の際に、欠格事由に該当していないことを確認するため、身元証明書や誓約書の提出を求めることがあります。自己破産を検討している場合は、これらの提出時期と手続きのタイミングに注意が必要です。

官報に載る手続きと勤務先に知られる可能性

個人再生や自己破産を選ぶと、官報に氏名や住所が掲載されます。一方、任意整理は裁判所を通さない手続きであるため、官報には載りません。

官報は誰でも閲覧できる公的な媒体ですが、一般企業が日常的に全従業員の官報掲載情報を確認しているケースは多くありません。そのため、官報掲載だけで勤務先に知られる可能性は通常高くないと考えられます。

ただし、金融機関の施設警備など、信用や身元確認を厳格に行う現場に勤務している場合は、会社の運用によってリスクが変わることがあります。官報掲載の有無を重視するなら、任意整理を選べるかどうかを専門家に相談するとよいでしょう。

借金を放置して給与差し押さえになると勤務先に知られる

勤務先に借金を知られる大きな原因の一つは、債務整理そのものではなく、借金を放置して給与差し押さえを受けることです。

滞納を続け、支払督促や訴訟を放置すると、債権者が判決や仮執行宣言付支払督促などの債務名義を取得し、給与差し押さえに進むことがあります。この場合、裁判所から勤務先へ債権差押命令が届くため、勤務先に借金や滞納の事実を知られる可能性が高くなります。

給与差し押さえが起きると、勤務先の経理担当者が差押対象額を計算し、債権者へ支払う対応をする必要があります。職場での心理的負担も大きくなりやすいため、差し押さえに進む前に対応することが重要です。

借金問題を放置するよりも、早めに任意整理などを検討した方が、結果として勤務先に知られるリスクを抑えやすくなります。

会社に知られず相談・手続きを進めるための注意点

警備員の仕事は、夜勤、当務、日勤、仮眠時間など、勤務形態が不規則になりやすい特徴があります。勤務先に知られにくい形で相談や手続きを進めるには、連絡方法や郵送物の扱いを事前に確認しておくことが大切です。

不規則なシフトや勤務時間に配慮してくれる専門家を選ぶ

警備員は、平日の日中にまとまった時間を取りにくい場合があります。そのため、勤務形態に合わせて柔軟に対応してくれる弁護士や司法書士を選ぶと安心です。

相談時には、次の点を確認しましょう。

・電話連絡を避けたい時間帯を指定できるか
・メールやチャットでのやり取りに対応しているか
・土日や夜間の相談が可能か
・オンライン相談に対応しているか
・急ぎの書類確認をどのように進めるか

夜勤明けに電話が来ると、十分に内容を確認できないこともあります。連絡方法を決めておくことで、勤務先や家族に知られるリスクも抑えやすくなります。

郵送物や書類管理で勤務先に知られないための工夫

法律事務所との契約書、委任契約書、債権者との和解書などの書類は、取り扱いに注意が必要です。自宅や職場に届いた郵便物を家族や同僚が見ることで、債務整理を知られる可能性があります。

郵送物については、次のような配慮を相談してみましょう。

・郵便局留めにできるか
・事務所での受け取りが可能か
・差出人名を個人名にできるか
・メールやオンラインで確認できる書類があるか
・職場宛てに郵送しないよう指定できるか

ただし、すべての事務所が希望どおりに対応できるとは限りません。依頼前に、郵送物の扱いや連絡方法を確認しておくことが重要です。

また、債権者からの督促状を放置しないことも大切です。依頼後は、弁護士や司法書士から受任通知を送ってもらい、貸金業者などから本人への直接督促を原則として止める流れになります。

会社から提出を求められる身元証明書や誓約書への対策

警備業界では、採用時や定期確認の際に、欠格事由に該当していないことを確認するため、身元証明書や誓約書の提出を求められることがあります。

身元証明書は、本籍地の市区町村で発行される書類です。自己破産の手続き中で復権前の場合、その内容が問題になる可能性があります。一方、任意整理や個人再生であれば、自己破産のような警備業法上の資格制限は原則として問題になりません。

また、会社指定の誓約書に署名を求められる場合は、どのような内容が書かれているかを確認しましょう。「破産者でないこと」「欠格事由に該当しないこと」などの文言がある場合、自己破産の時期によっては注意が必要です。

不安がある場合は、書類に署名する前に弁護士へ相談し、現在の手続きが問題にならないか確認しておくと安心です。

警備員が自己破産を選ぶ場合の仕事への影響と対策

借金額や収入状況によっては、任意整理や個人再生では解決が難しく、自己破産を検討せざるを得ない場合もあります。警備員の方が自己破産を選ぶ場合は、資格制限の期間をどう乗り切るかが重要です。

正しい知識を持って準備すれば、警備員としてのキャリアを完全に諦める必要はありません。

自己破産中は復権まで警備業務に従事できない可能性がある

自己破産を申し立て、裁判所から破産手続開始決定を受けると、復権するまでの間、警備業務に従事できない可能性があります。

制限の対象になる期間は、破産手続開始決定から免責許可決定が確定して復権するまでです。復権までの期間は事案によって異なりますが、数か月程度かかることがあります。

制限の対象となるのは、警備業務そのものです。交通誘導、施設警備、雑踏警備、貴重品運搬警備など、警備員として現場に立つ業務は避ける必要があります。

この期間に資格制限を隠して警備業務を続けると、本人だけでなく、警備会社側も問題を抱えるおそれがあります。自己破産を検討する場合は、手続き開始時期と勤務先への対応を専門家と慎重に相談しましょう。

免責許可決定が確定して復権すれば警備業務へ復帰できる

自己破産による資格制限は、一生続くものではありません。通常は、免責許可決定が確定して復権すれば、警備業法上の欠格事由から外れます。

復権後は、法律上、再び警備業務に従事できる可能性があります。自己破産をしたからといって、一生警備員として働けないわけではありません。

ただし、元の勤務先へ復帰できるかどうかは、会社の就業規則や雇用契約、配置転換や休職の可否によって変わります。退職することになった場合でも、復権後であれば別の警備会社へ応募できる可能性があります。

大切なのは、資格制限の期間を事前に把握し、復職や再就職までの見通しを立てておくことです。

資格制限期間中は配置転換や休職を会社に相談する

自己破産による資格制限期間中に退職を避けたい場合は、勤務先に配置転換や休職を相談することをおすすめします。

警備業法で制限されるのは警備業務への従事です。そのため、会社の体制によっては、事務、営業、清掃、機材管理、研修補助など、警備業務に該当しない仕事へ一時的に配置転換できる可能性があります。

社内に休職制度がある場合は、復権までの期間を休職扱いにできるか相談する方法もあります。ただし、会社が必ず応じてくれるわけではありません。就業規則や人員状況によって対応は変わります。

会社へ相談する際は、専門家と手続きの見通しを確認したうえで、次の点を整理しておくと説明しやすくなります。

・警備業務に従事できない期間の見込み
・復権後に業務へ戻れる見通し
・一時的に担当できる非警備業務の有無
・休職や配置転換を希望する期間
・会社に迷惑をかけないための対応方針

自己判断で隠して働くより、事前に対応を検討する方が、結果的に仕事を守りやすい場合があります。

借金問題を放置せず相談するための流れ

借金問題を放置すると、勤務先に知られるリスクや生活への影響が大きくなる可能性があります。警備員の方は、仕事への影響を心配して相談をためらいがちですが、早めに相談するほど選択肢を広く検討することができます。

借金を放置すると仕事への影響が大きくなる可能性がある

返済が苦しくなっても、督促を無視したまま放置するのは避けるべきです。滞納が続くと、債権者が支払督促や訴訟を起こし、最終的に給与差し押さえへ進むことがあります。

給与差し押さえになると、裁判所から勤務先へ書類が届くため、借金や滞納の事実を知られる可能性が高くなります。手取り額も減るため、生活がさらに厳しくなるおそれがあります。

また、督促や借金の不安が続くと、睡眠不足や集中力の低下につながることもあります。警備業務は安全確認や判断力が重要な仕事です。生活の不安を抱えたまま働き続けるより、早めに解決策を検討した方がよいでしょう。

相談前に準備しておくとスムーズな情報

弁護士や司法書士へ相談する前に、借金や家計の情報を簡単に整理しておくと話が進めやすくなります。すべての資料がそろっていなくても相談は可能です。手元にあるものから準備しましょう。

相談時に役立つ情報は、次のとおりです。

・借入先の名前と社数
・借金総額と毎月の返済額
・滞納の有無や督促状の内容
・現在の収入と勤務形態
・正社員、契約社員、アルバイトなどの雇用区分
・警備業務の内容
・会社からの借入れや給与天引きの有無
・保証人付きの借金の有無
・守りたい財産や住宅ローンの有無
・勤務先に知られたくないなどの希望

完璧な資料を用意しようとして相談が遅れるより、早い段階で現状を伝えることが大切です。カード、督促状、請求書、給与明細などがあれば持参しましょう。

弁護士・司法書士に確認すべきポイント

専門家との面談では、警備員ならではの事情を踏まえた解決策を提示してもらえるか確認しましょう。

特に確認したいポイントは、次のとおりです。

・警備業法上の資格制限に該当しない手続きで解決できるか
・任意整理、個人再生、自己破産のどれが現実的か
・勤務先に知られにくい連絡方法や郵送方法に対応できるか
・自己破産を選ぶ場合、配置転換や休職の期間をどう考えるか
・費用の分割払いに対応しているか
・司法書士に依頼する場合、代理できる範囲に制限がないか
・会社からの借入れや保証人付き債務をどう扱うか

なお、司法書士には代理できる範囲に制限があります。1社ごとの債権額が大きい場合や、裁判対応が必要な場合は、弁護士への相談が適していることもあります。

警備員の仕事を続けながら借金問題を解決するには、債務整理の知識だけでなく、警備業法の資格制限や勤務先対応への理解も必要です。自分だけで判断せず、早めに専門家へ相談しましょう。

まとめ

警備員の方が借り入れの返済に悩み、「何から始めればよいのか」と検索するような事例は少なくありません。債務整理には任意整理、個人再生、破産等の手続がありますが、自己破産の場合は一部の資格制限により、警備業への影響が出る可能性があるからです。そのため、仕事先に発覚してしまうリスクを低い状態に抑えたい方には、任意整理が最適な選択肢となる場合も考えられます。

任意整理のメリットと注意点

任意整理は、消費者金融やカード会社など金融機関と交渉し、将来利息を減らすことを目指す手続です。裁判所を利用しないため、会社や所属部署に聞かれるリスクは比較的少なく、転職時でも特に知られるものでもありません。ただし、借金が万単位ではなく高額で、返済の見込みがゼロに近い場合は、任意整理以外の方法も検討が必要です。ギャンブルによる借金でも相談できるケースはありますが、事情に応じた提案を受けましょう。

破産を選ぶ場合の仕事への影響

自己破産を行った場合、復権まで警備業務に従事できない可能性があります。制限中に隠して勤務すると法律違反となり、本人だけでなく法人や勤務先に迷惑がかかるおそれもあります。会社によっては配置転換や一時的な休職に協力してくれる場合もありますが、営業停止などの重大な問題を避けるためにも、弁護士や司法書士など専門家へ早めに聞いておくことが大切です。生命保険や財産の扱いも確認しておきましょう。

相談先を選ぶポイント

弁護士法人や法律事務所、司法書士を探す際は、債務整理事件の実績、過払い金や過払い請求への対応、相談サービスの内容、アクセスのしやすさを一覧で比較するとよいでしょう。公式サイトに所属弁護士の紹介、関連コラム、よくある質問、祝日対応の有無などが掲載されているかどうかも確認材料になります。過去に完済している借金があれば、過払い金が発生している可能性もあります。人生を立て直すためにも、廃止された情報ではなく、現在の制度に基づくサポートを受けましょう。

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債務整理実績1万5821(2019年4月調べ)

その実績が認められ、日経産業新聞に掲載されました。(2012年4月27日)

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債務整理とは、債務者が多額の借金を抱えた場合、多重債務に陥ってしまった場合に、借金を確実に返済することです。債務整理とひとくちに言っても、任意整理・個人民事再生・自己破産・過払い請求・特定調停と、その方法は様々。お客様の借金の総額や取引年数、現在の収入資産などに応じて最適な解決方法をご提案いたします。

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