クレジットカードを持っている方であれば「リボ払い」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。
リボ払いは一見お手軽で便利なシステムのように思えますが、よく理解せずに使うと後々リスクになることもあります。
そこでリボ払いを利用する上での注意点をご紹介していきます。
返済方法の種類
まずクレジッドカードや消費者ローンの返済方法についてご紹介します。
クレジッドカードや消費者ローンの返済方法には、一括払い・分割払い・リボ払いの大きく3種類があります。
■一括払い
月末1回やボーナス1回など1回のみで返済が完結する返済方法です。
すぐに資金を用意する必要がありますが、金利がほぼ掛からないのがメリットです。
■分割払い
5回支払い、10回支払いといったように回数を決めて返済する方法です。
金利は標準的でバランス型です。
■リボ払い
毎月の返済額が定額となる返済方法です(※変動する場合もありますが、その場合も負担が掛からないように低額に設定されます)。
毎月の負担が一定で済みますが、その分金利が高いです。
リボ払いの注意点
■金利が高い
リボ払いの注意点としては、そもそもの金利水準が高いということです。
例えば分割払いであれば高くとも金利は10%程度ですが、リボ払いの場合、法律ギリギリの20%で設定しているケースが多いです。
リボ払いはカジュアルに利用できるイメージがありますが、取られる金利は消費者金融とほぼ変わらない水準の高金利となります。
■返済期間が長い
リボ払いの場合、毎月の返済額は定額です。このためクレジッドカードで新たに買い物をすると毎月の返済額は変わりませんが、総返済金額がたまっていき返済期間が長くなる状況に陥ります。
それはつまりリボ払いの高額な金利を支払う期間が増えることです。このため支払い総額も大きくなるリスクにつながっていきます。
■金利や総支払い額がわかりづらい
リボ払いは月々の支払い額は一定額でわかりやすく、低く抑えられているためお得なイメージがあります。一方で総支払い額や金利は分かりづらく、イメージしにくいです。
業者側はわかりにくく表記しているケースが多いため、特に初めてリボ払いを利用した方にとっては金利や総支払い額の把握が難しくなります。
このため月々の支払い額にだけ目を奪われリボ払いを利用していき、気づいたときには莫大な総支払い額になっていたというケースがよくあることです。
リボ払いはこのように毎月の支払いは楽ですが支払額が徐々にたまっていくという注意点が潜んでいます。
リボ払いにはメリットもありますが、リスクも大きいものです。
よく仕組みを理解し状況に応じて使い分けていくことをおすすめします。